「あれ、請求書どこいったっけ?」そう思いながら、ついつい後回しにしてしまったNP後払いの支払い。
気づいたら期限を過ぎていた…なんて経験、ありませんか?
仕事が忙しかったり、うっかり見落としていたり、理由は色々あるでしょう。
でも、「まあ、数日くらい大丈夫でしょ」と軽く考えていると、思わぬ事態に発展してしまうんです。

「ちょっと遅れただけ」が命取りになる理由
支払いが遅れると、まず何が起こるのでしょうか。
NP後払いでは支払いが確認されるまで、サービスそのものが使えなくなります。
「次の買い物も後払いで」と思っていても、審査で弾かれてしまうんです。
でも、それだけじゃありません。
2024年7月から、新たに「延滞事務手数料」という制度が始まりました。
支払い期限を過ぎて約2週間経つと、1回につき297円の手数料が請求されます。
しかもこれ、最大3回まで加算されるので、合計で891円も余計に払うことになるんです。

知らないうちに膨らむ「遅延損害金」
延滞事務手数料に加えて、年率14.6%の遅延損害金も発生します。
例えば、1万円の支払いを1ヶ月放置した場合、約120円の遅延損害金がかかります。
2ヶ月なら約240円、3ヶ月なら約360円…と、時間が経つほど雪だるま式に増えていくわけです。
購入した商品の代金に、延滞事務手数料と遅延損害金が上乗せされます。

本当に怖いのは「信用情報」への影響
ここまでは、まだお金の話です。
でも、支払いを放置し続けると、もっと深刻な問題が待っています。
それが信用情報への登録、いわゆる「ブラックリスト」です。
信用情報機関に延滞の記録が残ってしまうと、何が起こるか。
- クレジットカードの新規発行ができなくなる
- 住宅ローンや車のローンが組めなくなる
- スマホの分割払いすら審査に通らない
こうした状況が、最低でも5年間は続きます。
「将来、マイホームを買いたい」「車が必要になったらローンで」と考えていても、過去の延滞が原因で全て諦めざるを得なくなる。

最悪のシナリオ:裁判と財産の差し押さえ
「督促の連絡がうるさいな」と無視し続けると、事態はさらに悪化します。
ある日突然、「弁護士委託前通告」という書面が届きます。
これは、法的措置に移る前の最後の警告です。
それでも放置すると、債権回収が弁護士や専門業者に委託され、裁判所を通じた手続きが始まります。
そして最終的には、財産の差し押さえという強制執行が行われることもあるんです。
チェック NP後払いの滞納を続けたら弁護士委託前通知が届いた!
差し押さえの対象になるのは、
- 銀行口座の預金
- 毎月の給与
- 不動産や車などの財産
給与が差し押さえられれば、当然、会社にもバレます。
「あの人、お金にだらしないんだ」という目で見られるかもしれません。

今すぐできる対処法
もし、こちらを読んで「やばい、自分も支払い忘れてるかも」と思った方。
すぐに支払いを済ませましょう。
多くの場合、手元にある請求書は期限が過ぎていてもコンビニで使えます。
今すぐ財布を確認して、請求書があればコンビニに走ってください。
もし請求書を紛失してしまった場合は、NP後払いの会員ページから再発行の手続きができます。

むしろ、そこで放置してしまうのが一番危険です。
「後払い」は信用で成り立っている
NP後払いは、本当に便利なサービスです。
商品が届いてから支払えるので、安心して買い物ができます。
でも、その便利さの裏には「必ず支払う」という信用があります。
期限を守らなければ、その信用は一瞬で崩れます。
そして一度失った信用を取り戻すのは、想像以上に大変です。
滞納期間 | 起こること | 取り返しのつかなさ |
---|---|---|
数日〜1週間 | サービス利用停止 | ◯ すぐ支払えば問題なし |
2週間〜 | 延滞事務手数料297円が加算 | △ 余計な出費が発生 |
1ヶ月〜 | 遅延損害金が増加、他社の後払いも使えなくなる可能性 | △ 複数のサービスに影響 |
2ヶ月〜 | 信用情報に傷がつく可能性 | ✕ 5年間は影響が残る |
3ヶ月〜 | 弁護士委託、法的措置へ | ✕✕ 裁判、差し押さえのリスク |

最後に
「うっかり忘れてた」「忙しくて後回しにしてた」
そんな些細なことが、人生を大きく狂わせることもあります。
もし今、未払いの請求があるなら、こちらを読み終わったらすぐに行動してください。