「うっかり支払いを忘れていた」「今月は金銭的に厳しくて支払えない」
NP後払いを利用していて、こんな状況に陥ってしまった方もいるのではないでしょうか。
支払期限を過ぎてしまうと、実は思った以上に深刻な事態に発展していきます。

支払いが遅れるとどうなる?実際の流れ
支払期限を過ぎてしまった場合、段階を踏んで督促が進んでいきます。
以下、実際にどんな流れで進むのかを時系列でまとめました。
支払期限直後〜数日後:メールやSMSでの催促
まず、支払期限を過ぎると、数日以内にネットプロテクションズからメールやSMSで「支払いがまだ確認できていません」という内容の連絡が届きます。
この段階では、まだ大きな問題にはなっていません。
手元の請求書を使ってすぐに支払えば、特にペナルティもなく済むケースが多いです。
ただし、この時点でNP後払いのサービス自体が一時的に利用停止になる可能性があります。

約2週間後:延滞事務手数料が発生
支払期限から約2週間が経過すると、延滞事務手数料が加算されます。
2024年7月1日以降、この手数料は1回あたり297円(税込)です。
「たった297円か」と思うかもしれませんが、これは1回目の話。
支払いをせずに放置し続けると、さらに追加で手数料が加算されていきます。
最大で3回まで加算される可能性があるため、合計で891円の追加負担になることもあります。

約1ヶ月半後:督促状と最終警告
メールを無視していると、今度は自宅に督促状(ハガキや封書)が届くようになります。
最初は「お支払いのお願い」といった柔らかい表現ですが、それでも支払わないでいると、「最終警告」と書かれた書面が送られてきます。
この段階になると、事態はかなり深刻です。

約2〜3ヶ月後:弁護士からの連絡
滞納が2〜3ヶ月続くと、ネットプロテクションズから債権回収業務が弁護士事務所に委託されます。
すると、弁護士から直接、電話やSMS、書面で連絡が来るようになります。
この時点で、手元の請求書では支払いができなくなります。
支払先は弁護士事務所が指定する銀行口座に変わり、振込手数料も自己負担になります。
つまり、商品代金+延滞事務手数料+振込手数料という、どんどん膨らんでいく金額を支払わなければならなくなるのです。

チェック NP後払いの滞納を続けたら弁護士から連絡が…今後どうなる?
支払いが遅れてしまったときの対処法
では、実際に支払いが遅れてしまった場合、どうすればいいのでしょうか。
1. とにかくすぐに支払う
当たり前ですが、これが最優先です。
支払期限を過ぎていても、手元の請求書がまだ使える場合があります。

2. 今すぐお金がない場合は、一時的に借りることも検討を
「支払いたいけど、今すぐお金がない」という状況なら、一時的に消費者金融を利用するのも一つの手です。
例えば、「プロミス」「アコム」「アイフル」などの大手消費者金融なら、初回利用者向けに30日間無利息サービスを提供しています。
NP後払いの支払いを放置して延滞事務手数料や信用情報に傷がつくくらいなら、短期間だけ借りて次の給料日に返済する方が、結果的にダメージが少なくて済むケースもあります。

3. 弁護士から連絡が来たら、専門家に相談する
もし弁護士から連絡が来てしまった場合や、自分ではどうにもならないと感じたら、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。
「こちらの司法書士事務所」では、借金問題について無料相談を受け付けています。

まとめ:軽く考えず、早めの対応を
NP後払いは便利なサービスですが、支払いが遅れると思った以上に深刻な事態に発展します。
延滞事務手数料の発生、サービスの利用停止、信用情報への影響、そして最悪の場合は財産の差押えまで——こうしたリスクを理解しておくことが大切です。
もし支払いが遅れてしまったら、絶対に放置しないでください。
